- ホーム
- 珊瑚(さんご)とは?
珊瑚(さんご)とは?
『サンゴ』と聞いて普通の人が思い浮かぶのは沖縄やオーストラリアのグレートバリアリーフなどの『珊瑚礁』ではないでしょうか?
実は珊瑚は腔腸動物に分類される生き物なのです。
『珊瑚礁』は学術的には『六放珊瑚』という種類で、早いものでは年間に7~8cm成長します。細かい穴が空いていて、柔らかいのでアクセサリー加工はできません。
当店が扱っている珊瑚はいわゆる『宝石珊瑚』で学術的には『八放珊瑚』という種類に分類され、珊瑚礁とは全く違う生き物です。深い深い深海に生息していて、1cm成長するのに数十年という気が遠くなるような月日がかかるため本当に貴重な素材なのです!
近頃、パワーストーンがブームになって、街角にも天然石屋さんをよく見かけます。店先にはたくさんの種類の天然石がところ狭しと並んでいます。珊瑚も一応パワーストーンとしてちょっと遠慮がちに『魔除け』『安産のお守り』などと紹介されて売られています。(残念ながら白いサンゴを人工的に赤やピンクに染めたものがほとんどで、『天然珊瑚』ではありますが『本珊瑚』とは呼べません。)でも実は、珊瑚は大昔から日本人に『宝石』として崇められ、お守りとして大事にされてきた歴史があるのです。
誰でも子供の頃に読んだことのある(今の若い人は知らないかも?)桃太郎の絵本の中で、桃太郎が鬼が島から持ち帰った『宝物』の中には金銀小判の山の後方に必ず赤い珊瑚の大きな枝の原木(げんぼく=専門用語です)が描かれていたのを覚えてないですか~?
そして、子供の頃に父親につきあってよく見ていたテレビの時代劇に登場する町娘の結った髪には必ず桃サンゴ玉のべっ甲のかんざしが!!
宝石珊瑚って、実はこんなに日本人にとっては身近で貴重な宝石だったんです!
まさに、『元祖パワーストーン』なのですが、他の貴金属や天然石と違うところはなんといっても『彫り』と『色目』です。
宝石珊瑚はその成分が人間の歯とほぼ同じで、堅さも同じなので、なんと珊瑚の彫りには歯医者さんの例の『キーキー』音の研磨の装置とほぼ同じものを使うのです!たくさんの太さの違う針先を使いながら細かい細かい彫りを仕上げていきます。
昔ながらの桜、牡丹、菊、百合、薔薇といった花の彫りは帯留やペンダントなどに今でも大変人気がありますし、十二支の動物やダルマ、フクロウ、ひょうたんなどは縁起物として根付などに根強い人気があります。その彫りの細かさや技術の高さだけではなく、ひとつひとつに心を込めた手作業によって彫り師の人柄までがにじみ出るような彫りが、珊瑚のアクセサリーの温かみを数倍にしてくれています。
さらに桃サンゴなどの大きな原木を使った彫刻など、芸術的価値の高い作品も著名な作家によって製作されています。彫りの技術の習得にはそれこそ十年以上の熟練を必要としますし、仏像などの彫刻品を仕上げるには心身ともに鍛錬が必要な分野となります。
しかし、原木の急激な減少からこのような芸術品の価値も計り知れないものになっています。
『色目』については『本珊瑚って?』のコーナーでご説明しておりますので、ぜひお読みください!
実は珊瑚は腔腸動物に分類される生き物なのです。
『珊瑚礁』は学術的には『六放珊瑚』という種類で、早いものでは年間に7~8cm成長します。細かい穴が空いていて、柔らかいのでアクセサリー加工はできません。
当店が扱っている珊瑚はいわゆる『宝石珊瑚』で学術的には『八放珊瑚』という種類に分類され、珊瑚礁とは全く違う生き物です。深い深い深海に生息していて、1cm成長するのに数十年という気が遠くなるような月日がかかるため本当に貴重な素材なのです!
近頃、パワーストーンがブームになって、街角にも天然石屋さんをよく見かけます。店先にはたくさんの種類の天然石がところ狭しと並んでいます。珊瑚も一応パワーストーンとしてちょっと遠慮がちに『魔除け』『安産のお守り』などと紹介されて売られています。(残念ながら白いサンゴを人工的に赤やピンクに染めたものがほとんどで、『天然珊瑚』ではありますが『本珊瑚』とは呼べません。)でも実は、珊瑚は大昔から日本人に『宝石』として崇められ、お守りとして大事にされてきた歴史があるのです。
誰でも子供の頃に読んだことのある(今の若い人は知らないかも?)桃太郎の絵本の中で、桃太郎が鬼が島から持ち帰った『宝物』の中には金銀小判の山の後方に必ず赤い珊瑚の大きな枝の原木(げんぼく=専門用語です)が描かれていたのを覚えてないですか~?
そして、子供の頃に父親につきあってよく見ていたテレビの時代劇に登場する町娘の結った髪には必ず桃サンゴ玉のべっ甲のかんざしが!!
宝石珊瑚って、実はこんなに日本人にとっては身近で貴重な宝石だったんです!
まさに、『元祖パワーストーン』なのですが、他の貴金属や天然石と違うところはなんといっても『彫り』と『色目』です。
宝石珊瑚はその成分が人間の歯とほぼ同じで、堅さも同じなので、なんと珊瑚の彫りには歯医者さんの例の『キーキー』音の研磨の装置とほぼ同じものを使うのです!たくさんの太さの違う針先を使いながら細かい細かい彫りを仕上げていきます。
昔ながらの桜、牡丹、菊、百合、薔薇といった花の彫りは帯留やペンダントなどに今でも大変人気がありますし、十二支の動物やダルマ、フクロウ、ひょうたんなどは縁起物として根付などに根強い人気があります。その彫りの細かさや技術の高さだけではなく、ひとつひとつに心を込めた手作業によって彫り師の人柄までがにじみ出るような彫りが、珊瑚のアクセサリーの温かみを数倍にしてくれています。
さらに桃サンゴなどの大きな原木を使った彫刻など、芸術的価値の高い作品も著名な作家によって製作されています。彫りの技術の習得にはそれこそ十年以上の熟練を必要としますし、仏像などの彫刻品を仕上げるには心身ともに鍛錬が必要な分野となります。
しかし、原木の急激な減少からこのような芸術品の価値も計り知れないものになっています。
『色目』については『本珊瑚って?』のコーナーでご説明しておりますので、ぜひお読みください!